気象環境が年々変化していき、これまでには考えられない気象災害の発生が毎年起こるようになっている。線状降水帯の発生による豪雨もそのひとつ。そのときに考えられる災害が列車に乗っていて豪雨のため足止めされることだ。また鉄道事故により列車内に長時間滞在させられたり、駅構内で待たされるといった困難な状況にいつ遭うかはわからない。そのようなときに備えておきたいものを紹介する。
飲料、食料
これは列車での足止め時だけに限らないが、飲料と食料は必ず備えておきたい。500ml程度のペットボトルは常に持ち歩いておき、バッグのなかには長期保存できてかさばりにくい固形状の栄養食品(SoyJoyなど)を備えておく。
特に列車内に長時間閉じ込められることになると飲料や食料の調達が難しい。列車会社からの非常食の支給がいつあるかわからないときは長時間にわたってなにも口にできないことも想定しておきたい。
他にはキャンディーなども緊張感が続く状態のときに口に入れるだけでリラックスできる効果があるので持っておくとなにかと重宝する。
ウェットティッシュ
長時間に渡り同じ場所に滞在し続けるとストレスも増えていく。発汗などにより体の汚れもそのストレスに加わってくる。そのようなときにせめて顔や手などをウェットティッシュで拭くだけでも多少のストレスは軽減される。
また不特定多数の人が集う場所にいるため衛生状態も悪くなる。そのような場所で飲食をしなければならないときになにかとウェットティッシュがあると便利に使える。
スポーツタオル
列車が不通になり一晩列車内で過ごさないといけないような場合、顔を覆うものがあるだけでも睡眠がとりやすくなる。そのようなときに首に巻く程度のサイズのスポーツタオルがあると便利。
列車ホテルで過ごすような列車の椅子で睡眠を取らないといけないときに顔にタオルを置けば明るさと周囲からの視線を防ぐことができる。これだけでも不特定の人たちがいる中ではストレスを少なく休むことができる。
現金(特に小銭)
列車が不特定の駅に途中停止などして飲料水や食料を購入できることになっても現金のみ使える自販機しかない場合も想定しておきたいところ。場合によっては千円札を受け付けない旧式の自販機しかない場所もあり得る。電子マネーが普及してきているが少額の現金は常に持ち合わせていたい。
モバイルバッテリー
何をするにも今はスマホが必要。自分に置かれた状況の情報収集もスマホがあれば取得することができる。ただ非常時は通常よりスマホを使う頻度が高くなるのでバッテりーの消耗も早くなることが想定される。便利なスマホもバッテリーがなければ無用の長物になってしまう。緊急事態にバッテリー切れということがないように携帯できるモバイルバッテリーを持っておきたい。